デイサービス(通所介護)利用にかかる費用の仕組みについて解説

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こんにちは、佐久間(Twitter)です。

今回は、デイサービスの費用の仕組みについて解説していきます。

デイサービスをはじめとする介護サービスにおいては”負担割合”というもので費用に個人差が出てくるため、まずは前半で「負担割合」について解説してから、後半で「デイサービスの費用の仕組み」について書いていきたいと思います。

介護サービスの費用は負担割合によって変わる

まず、介護保険制度上デイサービスを含めた介護サービスについては、本人の所得に応じて利用料が変わるという仕組みがあります。

具体的に言うと、介護サービスの利用料金全体から、あらかじめ決められた本人の負担割合(現在は1割~3割)分の料金を支払う事になり、この部分において個人差があるという事です。

負担割合が決まる条件

◎負担割合が3割になる人(条件1、2を満たす人)

条件1、本人の合計所得が220万円以上

条件2、年金収入とその他の合計所得金額の合計が単身世帯で340万円以上、夫婦世帯で463万円以上

◎負担割合が2割になる人(条件1、2を満たす人)

条件1、本人の合計所得が160万円以上220万円未満

条件2、年金収入とその他の合計所得金額の合計が単身世帯で280万円以上、夫婦世帯で346万円以上

◎負担割合が1割になる人

✓本人の合計所得が160円未満の人

✓40歳以上65歳未満の人

✓市区町村民税非課税の人

✓生活保護受給者

厚生労働省HPを参考に作成(PDF2ページ目)

これを踏まえて具体的にデイサービスの費用はどれくらいかかるのかをみていきたいと思います。

デイサービス利用にかかる費用ついて

デイサービス利用にかかる費用を決める大きな要因としては、

①デイサービスの規模

②利用時間

③要介護度

④利用するデイサービスの場所

大きくは上記4つの掛け合わせで費用が決まります。

例えば、要介護3の方が通常規模都内のデイサービスを7.5時間利用したとします。

下記の表をご覧ください(通所規模型事業所の時間と要介護度別の単位をまとめた表です)。

この例だと要介護3と7~8時間未満の887という数字が当てはまります。

通常規模型事業所 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5
3~4時間未満 364 417 472 525 579
4~5時間未満 382 438 495 551 608
5~6時間未満 561 663 765 867 969
6~7時間未満 575 679 784 888 993
7~8時間未満 648 765 887 1,008 1,130
8~9時間未満 659 779 902 1,026 1,150

この887という数字はまだ”円”ではありません。

介護保険制度上、887”単位”という言い回しをします。

また、この887単位は基本単位という言い方をします。

デイサービスで入浴をしたりする場合は入浴加算という単位が別途で付いたり、その他にも処遇改善加算というものが付いたりしてきます。

集計した合計単位に対してデイサービスの場所ごとに決められている単価を掛けます。

今回の例である都内のデイサービスだと10.90円になります。

入浴の単位などを諸々付けたとして、合計単位が1000単位になったとすると、1000単位×10.90円=10900円が全体の金額となり、先に説明した負担割合分が利用にかかる費用となります。(1割負担なら1090円になり、3割負担なら3270円という事です。)

また、食事代やおやつ代に関しては介護保険外になりますので、各デイサービスで設定している金額を別途負担する形となります。

何となくデイサービスの利用にかかる費用の仕組みは分かりましたでしょうか?細かく見ていけば齟齬はあるかも知れませんが、今回はデイサービスの費用決定の流れを説明させていただきました。

もし、デイサービスを含めた介護保険上のサービスのさらに詳しい仕組みが知りたいという事であれば、以下の本が分かりやすいと思います。

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