面接を控え、このように悩まれている方も多いのではないでしょうか。
確かに採用に近づく為には、面接で聞かれる質問を予想して回答の準備をしておく事は重要です。
という事で、今回は介護業界の面接でよくある質問6選を紹介していきたいと思います。
また、質問に対するベストな回答を準備する対策も記事の後半で紹介しているので併せて参考にしてください。
介護の面接でよくある質問6選
介護の面接でよくある質問は下記の6つです。
- 「あなたにとって介護とは何ですか?」
- 「介護を選んだ理由・きっかけは何ですか?」
- 「前の会社を退職した理由は何ですか?」
- 「将来のキャリアプランはありますか?」
- 「変則勤務・夜勤は可能ですか?」
- 「これまでの経験で介護に活かせそうなことはありますか?」
順に深掘りしていきます。
よくある質問①「あなたにとって介護とは何ですか?」
いきなり少し重めの質問ですが、割と聞かれます。
この後に紹介する質問にも関連するので自分なりの答えを見つけておくことをおすすめします。
介護とはそもそも何でしょうか?
つまり、これ以上のことは自分で考える必要があるといえます。
雇う側としてもこの人はどんな考えで介護の仕事をしたいんだろうと知りたい部分でもあります。
また、介護には色々な人達がそれぞれの「立場・環境・考え」で働いており、他人の支援方法や考え方に振り回されたり、違和感を感じることもしばしばあります。時にはそれによって悩み・苦しむことも。
そんな時に「私にとっての介護って何だろう」というのは将来何度も自分自身に問いかける質問でもあります。
面接のためにも、自分の将来のためにもまずはこの質問に向き合う事をおすすめします。
よくある質問②「介護を選んだ理由やきっかけは何ですか?」
異業種から介護業界に転職する人も少なくありませんが、
そもそも「なぜ介護の仕事を選んだのか?」という事を聞かれる事があります。
- 「正直、介護でも何でも良かった」
- 「とりあえず、自宅から近かったから応募してみた」
など本音はあると思いますが、
雇う側が納得できるような答えがあればさらに採用に近づきますので、念のため用意しておく事をおすすめします。
例えば、「将来的に職に困らない為にも今から専門職としての技能を身につけていきたいから」などの理由にすれば、
この人は長期的に介護業界で働く事を考えているのかなという前向きな印象も併せて与える事が出来ます。
よくある質問③「前の会社を退職した理由は何ですか?」
前職の退職理由は、介護の面接でされる質問の王道です。
なぜなら介護業界は人手不足なので、職員に退職されてしまう事をかなり恐れます。
だからこそ、伝えるべき理由は「この人は続けてくれそうだな」と思われる方向性で準備しましょう。
おすすめは、どうしようも出来なかった理由です。
この場合なら、異動さえなければ良かったはずなので、異動がない職場であれば有効的な理由だと思います。
また、「面接で伝える転職理由で噓はやばいんじゃないの?」
という方がいますが、逆に転職理由がネガティブな理由(特定の誰かがウザかったから辞めた、職場のやり方が気に入らなかったなどの不満)だった場合、
ネガティブなその理由をそのまま伝える方が社会人としてやばいです。絶対に受かりません・・
資格・経歴・実務経験などの嘘はNGですが、転職理由についての嘘はあって然るべきだと思います。
よくある質問④「将来のキャリアプランはありますか?」
この質問も面接場面で多く聞かれます。
何となく面接を受けてしまうと「全然考えて無かったので、一言も答えられなかった」ということも。
ぼんやりとでもいいので介護の仕事を続けて自分がどうなっていきたいのか考えてみましょう。
どんな資格があるのかを調べておいても良いと思います。
雇う側から「長期的に介護の仕事を続ける予定なんだな」と思ってもらえる事がポイントです。
事前に面接を受ける会社の情報も調べてイメージを膨らませておくと良いと思います。
よくある質問⑤「変則勤務・夜勤は可能ですか?」
主に入所施設を受けた場合に必ずと言っていいほど聞かれる質問です。
入所施設とは、介護を必要とする高齢者が、
- 特別養護老人ホーム
- グループホーム
- 有料老人ホーム
などの介護施設に入居し、職員の介助や支援を受けながら24時間生活をする場所です。
従って、日中はもちろん夜間も職員が支援することになり変則勤務、夜勤者が必要になります。
変則勤務とは早番、遅番など勤務時間が不規則な勤務のことをいいます。
早番は起床支援・朝食介護など、遅番は夕食支援・就寝支援など業務が異なります。
家庭環境の都合で変則勤務をできない人も多く、可能な人材は貴重です。積極的にアピールしましょう。
また、同じく夜勤ができる人も求めていることが多いです。夜勤を視野に入れている方は面接時に伝えましょう。
これから職場を探される方で「給料はできるだけ高めがいい」という方は夜勤有りの職場を検討してみることをおすすめします。
反対に「日中しか働けない」という方は、通所施設(デイサービス)を検討してみることをおすすめします。
日帰りの施設形態なので、そもそも夜勤自体がありません。
自分の転職の目的に合わせて職場を探し、面接では職場に合わせた受け答えをしましょう。
よくある質問⑥「これまでの経験で介護に活かせそうなことはありますか?」
新卒で入る場合も異業種から転職する場合でも、未経験の場合は聞かれることが多い質問です。
意外かもしれませんが、介護において過去の経験で活かせることは数多くあります。
一例を紹介します。
- 接客業をしていたので、人とコミュニケーションを取る事が得意
- ファミリーレストランの調理場でアルバイトしており、調理に関することは得意(業務内容に調理が含まれている場合)
- ボランティアなどで高齢者(障害者)と関わったことがあり、抵抗なく支援することができる
など、この他にも多種多様なスキルや経験を活かしている方は多く、
一見、介護と全然関係ないように思えるようなことでも上手く活用し、支援や業務に反映させることができます。
これまで紹介した5つに比べると質問される確率は少ないと思いますが、この質問は咄嗟には出て来にくいタイプのものだと思います。
念のため面接前に自分のこれまでの経験を振り返り、少しでも介護に活かせることはないか考えてみましょう。
質問に対するベストな回答を準備する方法
これまで介護の面接でよくある質問について紹介しました。
面接で聞かれそうな質問を予想し、回答を頭の中でイメージしておくことは重要なのですが中には、
- 「全く思いつかない・・」
- 「これで良いか不安・・」
という方もいらっしゃると思います。
ベストな回答を準備する為には、やはり「誰かと相談しながら決めていく(客観性)」という事が欠かせません。
たとえ自分では完璧だと思っている場合でも、見落としがあったりする事は誰にでもあります。
しかし、そうは言っても気軽に相談できる友達や知り合いがいない・・
という方も多いと思います。
そのような場合に最適なのは、転職支援をサービスを利用する事です。
【マイナビ介護職】 であればこのような介護転職に関する相談から、履歴書・職務経歴書の添削まで介護業界専任アドバイザーが手厚くフォローしてくれます。
転職業界大手のマイナビが運営する介護職の転職に特化したサービスで、誰でも無料で使う事が出来ます。
もちろん、介護求人の紹介も依頼できるので、転職条件も同時に伝えておく事でより条件の良い求人が見つかるかも知れません。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は介護業界の面接でよくある質問6選と質問に対するベストな回答を準備する方法を紹介しました。
この記事を参考にしていただき、面接前に考えをまとめておくことで、本番でスムーズに自分の考えを伝えることができ、採用される可能性が高まるでしょう。
最後になりますが、1人でも多く介護で働く方が増えることを願っています。
という事で今回は以上になります。
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